分散型×脱炭素型社会における理想の”働き方” 前編

分散型×脱炭素型社会における理想の”働き方” 前編

自然電力では「青い地球を未来につなぐ。 We take action for the blue planet.」を会社のPURPOSE(存在意義)として掲げています。そしてその目的達成のために「自然エネルギー100%の世界を共につくる。 Co-create a 100% renewable-powered planet.」ことをまずは目指しています。

2011年の東日本大震災後、「自分たちの未来は自分たちでつくりたい」という想いの元、自然電力を設立した代表3名による『Directors’ Blog』が始まります。

自然電力の目指す青い地球とはどのような未来なのか、具体的なイメージをみなさんと共有していければと思います。


テレワークを始めて

こんにちは。自然電力 代表取締役の川戸健司です。

新型コロナウイルスの影響を受け、私がテレワークに切り替えてから、もう4か月が経とうとしています。「オフィスに仕事をしに行く」というスタイルに慣れてしまっていた私ですが、こうなってみると実は色々な工夫をすることでそれほどストレスも感じず、満足したテレワーク生活を送ることができています。

しかし、これが半年、一年と続いていくことを想像したときに、「このままの働き方を続けることはできないな」という想いを抱くようになりました。

 

自然電力グループでは、テレワークに切り替えたときにいくつかのミーティングルールを決めました。

例えば、必ずビデオをONにして互いの顔を見ながら会議を行うこと、また、会議の最初の数分間は互いの近況や思っていることを話すアイスブレイクの時間に充てること、などなど。このルールのおかげで、互いの信頼関係が急激に薄まることはなく業務が行えています。

しかし逆の言い方をすれば、リモートで互いの信頼関係を高めていくことは非常に難しいということもわかってきました。

 

また、私は東京の都心部に住んでいるため、週末に行く公園以外で自然に触れ合うことはまったくない生活を送っています。

移動ができないフラストレーションもあるにはありますが、私の場合は特に、数か月間自然の中に身を置けないことの影響が大きいということもわかってきました。

 

これらの内容は人それぞれ違うと思いますが、実は従来の「オフィスに仕事をしに行く」スタイルでも似たようなフラストレーションはあって、ただ「行かなければならない」ルールになっているため、それを我慢して通勤をしている人も多いのではないでしょうか。

ひとの生活と地球環境

つい先日、会議で最初のアイスブレイクのときにある人からこんな話がありました。

「私はバイクに乗ることが好きなんですが、コロナの最中もバイクは感染リスクが少ないということでツーリングに行ったんです。すると、数か月前は見えなかった場所から綺麗に富士山が見えて、これってみんなの移動が減って排気ガスが減ったからだと思うんですよ。これだけ排気ガスで空気が汚れてたんだって思うとビックリしましたよ。」

日本では家庭からの二酸化炭素排出量は、全体の14.6%を占めます。

実は、家庭からの二酸化炭素排出量の内訳で、最も多いのは電気(46.7%)から、次いで2位がガソリン(24.3%)からです。つまりガソリンは、排気ガスで空気が汚れて…という影響だけでなく、二酸化炭素の排出を通して気候変動にも影響を及ぼしています。

 出典)温室効果ガスインベントリオフィス
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(http://www.jccca.org/)より

 

これは、一人一人のちょっとした生活の変化でも、それがまとまれば地球環境に対して大きな影響が与えられるいい例だと思います。

 

(後編に続きます:https://shizen-hatch.net/2020/07/29/directorsblog_002/

川戸健司

自然電力株式会社 代表取締役。

「自然エネルギー100%の世界を共につくる」というビジョンを軸に、新たな組織のあり方の確立に注力。年代・国籍共に多様なクルーたちが自立的に働ける組織のマネジメント、オフィスに依存しない働き方の実現に取り組む。また、ビジョンに向けた中期事業計画を刷新し、社会的・経済的インパクトが両立するためのアクションプランを策定中。他に資金調達を担当し、2019年には国内外の自然エネルギー発電所の開発を対象とした80億円規模の自然ファンドを設立に導いた。
大学卒業後は、風力発電事業会社を経て、2011年6月自然電力(株)を設立。1980年生まれ。
慶應義塾大学理工学部卒業。